2014年5月24日土曜日

マンションを考える(1)

 マンションを購入する時、誰もが「良いマンションに住みたい」と思うのは当然です。
では、「良いマンション」とは、どんなマンションなのでしょうか?――。今回は、「マンションを
考える」――と題して、2回に亘って考えてみたいと思います。

 「良いマンション」とは?


 この4月から消費税のアップもあって、新築分譲マンションの販売は好調だった
ようです。特に首都圏では、2020年のオリンピック誘致の盛り上がりもあって、前年に
比べて、販売戸数が10%近くも伸びたようです。

 一方、地元の静岡ではどうか――。

 市街地の再開発を利用した一部の新築物件や駅近物件は好調に推移した以外は、
これといった目立つ動きは見当りませんでした。特に中古マンション市場は停滞気味で
あるといえます。それゆえ、中古物件であれば、今が比較的、値下げ交渉のしやすい
環境であるともいえます。

 さて、そこで物件選びになる訳ですが、今回は「良いマンション」の
一般論を確認しておきましょう。

 まず、「良いマンション」を選ぶには、物件自体の優劣より、購入する人の
価値観(外的希望条件)で変わってきます。ですから、一概に「このマンションが良い」
と断言しきれないわけです。一般的に、値段と物件の利便性とは比例しているとみて
いいでしょう。比較的に価格が安いマンションは、駅や
中心街から遠かったり、スーパー・病院・学校などの
生活必要施設から離れていたりと、何かしら理由があるものです。逆に高額なマンションは、交通アクセスの良さや各種の生活施設への利便性が高いのが一般的です。また、物件自体にも最新設備が整っていたり、共用部分やエントランスを広々と確保したり、余裕のある空間となっています。構造的にも、バリアフリーや地震対策に力を入れている場合があり、高額になる理由が含まれています。

 〝イメージ作り〟がカギ


いま、売り出されているマンションには、様々な特徴、間取り、設備、サービスが
あります。良いマンションを探すために大事なことは、「あなたにとって、良いマンション
とは何か」というイメージ作りです。例えば、駅に近いことを優先順位として選ぶのか、
あるいは少し駅から離れていても住宅環境を選ぶのか、それぞれ価値観の相違と
なってきます。いずれにしても、予算に限度がある限り、すべての理想が叶って、値段
も納得といった物件は稀です。希望するマンションを具体的にイメージすることは
「妥協点を見つけ、より満足の出来る物件を探す」といった実務的な作業になります。

                                      (つづきは次回に...)

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